00724-060817 クラゲの撮り方
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写真はすべてリコーGR Digitalで撮影。
ご好評にお応えして、今日もクラゲ写真。
上の写真のいいところは、奥に3つ、あたかもこのクラゲが発生していく過程のようなクラゲたちが写っているところ。
水族館での撮影のポイントをお伝えしましょう。
「クラゲの捕り方」じゃなくて「クラゲの撮り方」。
・フラッシュをオフ。
フラッシュなんか光らせたら、お魚が迷惑です。だから、水族館ではたいがいフラッシュ撮影が禁止されているはず。もしフラッシュをたいたとしても、ガラスに反射するだけで、きれいな写真は撮りにくいです。だからフラッシュはオフ。
・水槽のガラスにカメラ(レンズ)をくっつける。
水槽のガラスとカメラとの間に空間があると、周囲の電灯や人影などが映り込みます。写り込みを避けるために、カメラをガラスにくっつける。これにはもうひとつの意味があります。ブレの防止です。暗いところで撮影するので、シャッタースピードはとってもゆっくりになっています。だから、普通に手持ちで撮影したら確実にブレます。それを防止する方法はいくつかあるけれど、最も簡単なのはガラスにくっつけて固定すること。
・カメラのISO感度を上げる。
画質と感度のバランスを考えると、そのカメラで設定できる最高感度のひとつ下くらいが適切だと思います。ISO800まであるカメラならISO400、ISO1600まであるカメラならISO800。ただし、フジの最近のコンパクトカメラのように高感度でもかなりきれいに撮れるカメラもあるので、それぞれのカメラで画質に破綻をきたさない最高の感度を見つけます。
・ピントをマクロモードに。
水槽にくっついて中のクラゲを撮るとすると、クラゲまでの距離は20〜50cmほどになります。カメラによりますが、この距離はマクロモードの守備範囲であることが多いです。
・または、ピントをマニュアルモードにして固定。
マクロモードはフォーカスのスピードが遅いこともあります。また通常のフォーカスにしていても、水槽が暗くてピントが合いにくい(あるいはピント合わせができない)ときもあります。その場合は、ピントのマニュアルモードがあるカメラであれば、ピントをマニュアルモードにします。ピントを一定の距離に固定して、あとはその距離にクラゲが来るのを待って撮る。
・できるだけ明るいところを探して、そこで撮る。
水槽の中は明るさが場所によって異なります。できるだけ明るい方がいい写真が撮れるはず。なので、照明があたっているところを探して、そこで撮ります。
思いつくのはこんなところです。
簡単ではありません。なお一眼レフであれば、ISO1600くらいにして、f1.4程度の明るいレンズで撮れば、かなり簡単に撮れます。でも多くの人はコンパクトカメラで撮っているはず。なので、上記のポイントをご参考にしてください。
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